なぜ?いまさら『ホットロード』を映画化するのか?の真実がここにありました。
ついに!“あの”『ホットロード』が”映画化”されてしまいました!!!
「不朽の名作」と呼ばれた『ホットロード』の実写化は、『ホットロード』が少女コミック誌、別冊マーガレットの連載での発表から実に28年を経てのことでした。
原作者・「紡木たく」さんが、和希と春山として、スクリーンの中で生きるにふさわしい存在として原作を託したのは、「あまちゃん」で一躍国民的アイドルとなった能年玲奈と、EXILEの弟文の「三代目 J Soul Brothers」ボーカル登坂広臣の2人でした!!!
そしてこの2人にこそ、『ホットロード』が「映画」として現代に甦った、その答えではないでしょうか。
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しかし、いまや映像技術は飛躍的な進化を遂げ、そうした作品が映像化されることが珍しくなくなりました。
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1986年に原作漫画が発表された『ホットロード』も、当時からCGや俳優のアクロバティックなアクションもいらないため、実写化やアニメでの映像化は決して不可能ではありませんでした。
それでも実写化が見送られてきた理由はただひとつ、その”世界観”や“空気感”にありました。
”世界観”や“空気感”ほど曖昧なものはないと思いますが、原作『ホットロード』を支持してきた多くのファンの気持ちを大切に思う作者:「紡木たく」さんの実写化に踏み切れなかった理由は痛いほど理解できます。
きっと、和希と春山が、”確かにそこに息づいている”という”空気感”が実現不可能と判断させたのだと思います。
しかし、能年玲奈と登坂広臣の二人が『ホットロード』の世界にふさわしいと感じたから、そのものであると思ったからに他なりません。
母親に愛されていないと感じ、冷めた目で世界を見つめる14歳の主人公の和希と、命を投げ出すかのようにバイクにまたがり疾走する春山の、孤独でもろさを抱えた2つの魂が、寄り添い共鳴していくさまが、美しく、そして切なく描き出されていきます。
『いまの人たちにも通じる作品にしたい』という、三木孝浩監督は今までの作品でも決してどぎついラブシーンを撮らなかった監督。
作者の紡木たく さん自身も監修に加っているます。
能年玲奈と登坂広臣の2人も「原作ファン」を裏切らないよう忠実に演じたいとコメントしてました。
実際、予告などで流された場面に入っていた、春山が和希の母親に向かって「こいつ(和希)のこと嫌いなの? おれがもらってっちゃうよ」と告げるところは、紡木先生も大切にされている重要なシーンで、なるほどこれなら『ホットロード』の世界観は少しも崩されていないと感じました。
さあ、チケットの予約もしたし、いよいよ”スクリーン”で28年前の世界にタイムスリップしてきたいと思います。
今晩は、興奮してねむれそうにもありません・・・
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